宮脇賣扇庵の歴史

History

富岡鉄斎がつけた屋号。

創業は文政6年。美濃国出身の初代が、近江屋新兵衛の株を買い受けて創業しました。現在の屋号は、書画をたしなみ、文人墨客とも深い交流があった三代目新兵衛のとき、明治20年、日本画家・富岡鉄斎により、賣扇桜という京の銘木にちなんで名付けられました。 商標の美也古扇は冷泉為紀の筆によっています。

また、三代目新兵衛は、大正6年に、初代の時代から集められた扇に関する資料や知識をまとめ「賣扇庵扇譜」という本を出版しています。その後、昭和26年に株式会社となり、現在に至ります。